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Vol.13 冷房と風邪 

 ようやく朝晩は多少涼しくなってきましたが、まだ暑い日がありますね。でも夕方マツムシの鳴く声が聞こえてきたり、ミンミンゼミに代わりツクツクホウシが鳴いたるすると、もう夏も終わりなのだと感じます。

 最近私は運動不足からか、とても寒がりになりました。クリニックでずっと座っていると体が冷え切って、外へ出てもしばらくは暑さを感じないほどです。

 外来に来る患者さんたちも、「夜冷房をつけっ放しにして風邪をひいた」とおっしゃる人が多いようです。

 患者さんたちがそう自覚しているように、冷房の冷気を頭部に浴びると、ハナやノドなど気道の炎症を起こしやすくなります。特に、口腔内の環境維持に欠かせない唾液の分泌が低下し、外からの攻撃に対し抵抗力の落ちる夜間寝てる間のリスクが高いようです。それに加え、朝方は体温が一番低下する時間ですから、その時外からも冷やされたらその冷えが深刻な事態を引き起こすことは容易に想像できます。

 しかし熱帯夜に、防犯上窓も開けられず、冷房も体に悪いからとつけずにいて、熱中症になったのでは仕方がありません。扇風機は一時的な爽快感は得られても、密閉された室内では温度を下げる効果はないようです。

 人間は四季の温度変化の影響を受けます。同じ26℃は、夏は涼しく感じるし、冬は暖かく感じることでしょう。食べ物も体を冷やす夏野菜などが多くなりますが、冷えに対しては逆に無防備になりやすいのだと思います。
また、暑がりな人と寒がりな人がいますし、同じ人でも体温には日内変動があります。
ですから、いくら機械が改良されて温度を一定に保つことが出来るようになったり、イオンだ何だと色々な機能が付加されても、時々刻々と変化する万人にちょうど良い空調というのは実現不可能なのだと思います。

 そこでもし冷房をつけて寝るなら、夜間は体の活動も低下し体温も下がっていくことを理解して温度は各自の思う高めに設定し、微風にして風が直接当たらないように工夫をすると良いのではないでしょうか。最近はエアコンの吹き出し口に取り付けて風向きを変える便利グッズも市販されています。お腹の弱い人は腹巻という昔ながらの優れグッズがありますし、ノドの弱い人は首にハンカチを巻くだけでも違うと思います。もちろん、冷房をつけずにゆっくり眠れるならそれが一番ですけれど・・・

                                                                                                                   

まとめ

・夏は元来暑いもの。冷えに対して体は防御態勢をとりにくいのです。

・夜に冷房をつけて寝るなら、設定温度は高めで、直接風を受けない工夫を!

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