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【OTC(市販薬)と処方薬、どんな時に使い分ける?】

こんにちは。代々木の森耳鼻咽喉科です!
朝晩の空気がひんやりとしてきて、少しずつ秋の深まりを感じる季節になりました。
この時期は、気温差や乾燥の影響で体調を崩しやすく、鼻や喉の不調を訴える方も増えてきます。

最近は、薬局やドラッグストアで購入できる「OTC(市販薬)」も種類が豊富になり、ちょっとした体調不良の時に手軽に使える便利さがありますよね。
一方で、症状や体の状態によっては**医療機関で処方されるお薬(処方薬)**を利用した方が安心な場合もあります。

今回は「どんな時に処方薬を使った方がよいのか」について、薬剤師と医師それぞれの視点からお話しします。


薬剤師からのアドバイス
薬剤師の立場から見ると、OTCの一番の魅力は手軽に相談できてすぐ手に入ることです。
「ちょっと風邪っぽいかな?」「少し頭が重いな」といった軽い症状で、出始めて間もない場合にはOTCのお薬が役立つこともあります。

ドラッグストアで購入する際は、ぜひ薬剤師にお気軽にご相談ください。
ただし、次のような方は医療機関での診察と処方薬の利用がおすすめです。
• 基礎疾患がある方
• 複数の薬を服用している方
• 症状が長引いている方

どうしてもOTCを希望される場合は、
1️⃣ 主治医に「服用してもよいお薬」を確認しておく
2️⃣ お薬手帳を持参する
ことで、より安全に選ぶことができます。

また、SNSなどの発達で色々な情報がありますが、必ず添付文書や薬剤師の説明に沿って服用して頂きますようお願いします。

医師からのアドバイス(森院長より)

次のような場合には、処方薬の使用をおすすめします。
• 初めて強い症状が出たとき
• OTCを使っても改善がみられないとき
• 一度良くなっても、何度も悪化や再発を繰り返すとき

いつもの鼻炎や風邪でも、症状が進んでいる場合はOTCでは効果が出にくいこともあります。
また、医療機関では新しい治療法や、より効果的で安全な薬が使える場合もあります。
症状がなかなか治らない・ぶり返す場合は、早めの受診が大切です。

健康を守るためには、「自己判断での継続使用」ではなく、必要なタイミングで医師の診察を受け、最適なお薬を使うことが重要です。
処方薬は、症状や体の状態をしっかり見たうえで処方される“オーダーメイドのお薬”です。お気軽にご活用ください。

OTCは身近で便利な選択肢ですが、症状の変化や体調の個人差によっては処方薬の方が早く・確実に治せることもあります。

OTCと処方箋どっちにすれば??と迷ったときはこの記事を参考にしてみてくださいね。
代々木の森耳鼻咽喉科では、症状やお薬についてのご相談も随時承っています!

記事作成にあたり薬剤師Iさんに監修等ご協力いただきました、ありがとうございます!
記事監修 代々木の森耳鼻咽喉科 院長森 幸子 管理薬剤師Iさん

この記事はインスタで人気のあった投稿をブログ用に再編集しております。